一度はやっておきたいスペアタイヤ交換の練習

●皆さんは自分のクルマのスペアタイヤがどこにあるかご存知でしょうか？今までにタイヤがパンクしたことのない方は、スペアタイヤと交換するという経験はまったくないと思います。

ですが、これから先、休日などにクルマで出かけて突如タイヤがパンクしてしまうことだってあると思います。そんな時にあわてないように、暇のある時に一度、ご自分でスペアタイヤと交換する練習をしてみては如何でしょうか？この作業をすることに、老若男女は関係ありません。実際にやってみると、色んな事に気付かされると思いますよ。

まず、スペアタイヤを取り出す訳ですが、スペアタイヤがどこにあるかというと、（クルマによって違いますが）大抵トランクルームの下にあります。でも、いざ出そうと思っても、トランクルームに荷物を入れっぱなしでは出しづらいですよね？（ここで、「必要ないものはクルマに載せておくのやめよう」と思われるハズです。）（＾＾）

で、無事スペアタイヤを取り出せたら、そのまま取り付けても構わないんですが、念の為空気圧の点検をします。最近のスペアタイヤはトランクルームの容積を広げるため、テンパータイヤと呼ばれるペッタンコの黄色いホイールにくっついたタイヤが使われていますが、このテンパータイヤ、実は空気圧を４．２ｋｇｆ／ｃm2（乗用車のタイヤの約2倍）も入れる必要があるんです。

普通、使っているタイヤの空気圧は点検しても、スペアタイヤの空気圧を点検される方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか？ですから、このトランクルームに入れっぱなしになっていたテンパータイヤも間違いなく空気圧が下がっています。ひどいのになると、完全に空気がなくなってしまっているものもあります。ですから、ガソリンスタンドでもタイヤショップでも構いませんから、まずスペアタイヤの空気圧を点検して下さい。
　
それから備え付けのジャッキとホイールキャップやナットを外す工具を出してタイヤを交換します。必ず平坦な場所で行って下さいね。まず、ナットを一通りゆるめてからジャッキで車体を持ち上げてタイヤを浮かせます。そしたらナットを外してスペアタイヤと付け替え、ナットをしっかり締めたらジャッキを下げてもう一度締めましします。

これでスペアタイヤの交換は終わりです。ね？カンタンでしょ？ぜひ一度練習してみて下さい。また、練習で行ったナットの締め方に不安がある場合は、元のタイヤに戻したらタイヤショップなどで点検してもらうと良いでしょう。

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