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スタッドレスタイヤはなぜ偏摩耗するのか

● よく一年使用したスタッドレスタイヤのトレッド（接地する部分）を見ると、ノコギリの歯のようにギザギザした摩耗をしていることがあります。なんでこんな減り方をしているのかというと、氷上での接地面積を増やすためにより多くのサイプ（切れ目）を入れている上、コンパウンドが非常に柔らかいからなんです。

この偏摩耗は駆動軸についているタイヤ、例えばＦＦ車だったら前輪、ＦＲ・ＭＲだったら後輪が、従来出来る向きとは逆に段減りがでます。この偏摩耗を消すためにはローテーション（位置交換）の方法を少し変える必要があります。例えば左なら左、右なら右だけで前後のローテーションを行って下さい。そうすることによって互いに摩耗する位置が変わるので、平らに摩耗させる事が出来ます。