●最近は道路交通法の改正で少なくなりましたが、以前は10トンダンプに20トン以上積むのが当たり前の頃がありました。その頃はタイヤのバーストは勿論、ホイールのバーストというのが結構ありました。
ホイールのバーストというのは、そのホイールを固定しているボルト部分をつなぐようにひび割れが入って、最終的にはぐるりと一周割れてしまうことを言うんですが、最もひどい事になってしまうのは、後輪の内側に付いているホイールがバーストした時ですね。
大体大型車は後輪に二本ずつタイヤが付いているんですが、外側のホイールは外からでも見えますけど内側のホイールは外側のを外さない限り見えません。ですから、内側のホイールがバーストした時は大抵変な音が出るとか、ホイールとホイールの間から錆が異様に沢山出ているという現象が起きて始めて気付くので、手後れになっている場合が多いです。
しかも、内側のホイールがバーストすると、その内側のハブも痛めてしまう場合が多く、そうなるとハブごと交換という羽目になってしまうんです。
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