●現在、乗用車のほぼ100%にチューブレスタイヤが装着されていますが、最近では大型トラックもチューブレス化が進んでおり、バス用タイヤで90%以上、トラック用タイヤでも8割近くがチューブレスタイヤになってきています。
チューブレスタイヤのメリットとして第一に挙げられるのは、釘などの異物が刺さってパンクした時でも急激な空気圧の減少が緩和され、事故防止に役立つという事なのですが、大型トラックやバスにとっては、チューブレスタイヤを装着することによってブレーキライニングの放熱効果も大きくなります。というのは、元々大型トラックに使用されていたのは1000R20というサイズで、ホイールとブレーキドラムとの距離は5mmあるかどうかでしたが、チューブレスになってホイールの大きさも20から22.5と 大きくなったことでブレーキドラムとホイールとの差も大きくなり、放熱性が高くなったんです。
ただし、パンク焼き付け修理にはある程度の時間がかかるようになったので、お客さんに待たなくて済むようスペアを付ける等して対応しています。
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