●前述「大型トラック・バス用タイヤの種類」のコーナーでも触れましたが、大型車用タイヤの空気圧は、多いものになると9kg/C(900kpa)にもなります。これがどのくらいの力があるかというと、タイヤの中から1平方センチあたり9kgの重さが掛かっているという事ですから、これが破裂した時の凄まじさといったら一言で語れないものがあります。
例えば、大型車が走行中に何らかの原因でバーストしたとして、それがちょうどタイヤの上部だったとすると、タイヤのフェンダー(泥よけですねこの場合)はグニャグニャになるか、吹き飛んで大穴が開いてしまいます。
また、運悪く横に乗用車が並走していた時にバーストしたら、乗用車のボディっはへこみガラスが割れ、同乗者は運が良ければ大怪我で済みます。
ですから、新聞には出ませんけど、同業者が毎年数人このバーストが原因で作業中に怪我をします。怪我で済んだらラッキーなんですよ。そのぐらい恐いものでもあります。
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